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第69回 東京新聞杯 G3 東京競馬場 4歳以上オープン 1600m (芝)データ分析

東京新聞杯(GⅢ) 東京競馬場 1600メートル(芝) 別定 4歳以上オープン

  第69回 東京新聞杯 G3 データ分析

 東京新聞杯は1951年に創設された重賞競走「東京杯」が本競走の前身で、創設当初は天皇賞(春)の前後に東京競馬場・芝2400メートルの別定重量で行われていたが、1966年に現在の名称「東京新聞杯」に改められると同時に、開催時期が1回東京開催に移された。

その後、距離や開催場の度重なる変更を経て、1984年の番組改革により、芝1600メートルに距離を短縮し、安田記念を頂点とする上半期のマイル路線に組み込まれ現在に至っている。

また、負担重量は1959年にハンデキャップに変更されたが、1981年に別定に戻された。 東京・芝1600メートル 2コーナーにあるスタート地点から、3コーナーに真っすぐ向かっていくレイアウト。向正面半ばに上りがあり、そこから3コーナーにかけて下っていく。最後の直線は525.9メートル。

直線に向いてすぐに約160メートルの上り(高低差2.0メートル)があり、その後300メートルはほぼ平坦。前半が速くなりやすく、坂を上った後にゴール前でもう一段末脚を伸ばすことが要求される。速い時計の決着になるとスプリンタータイプやインを回ってくる馬が好走しやすく、逆に時計がかかるときには中距離タイプや末脚のしっかりしたタイプが好走しやすい。

単勝1番人気馬が11連敗中の古馬マイル重賞 昨年の東京新聞杯は、単勝3番人気のリスグラシューが優勝を果たし、2番人気のダイワキャグニーが3着に入ったものの、わずかな差で単勝1番人気となったグレーターロンドンは9着に敗れた。東京新聞杯を1番人気の支持に応えて制したのは、2007年のスズカフェニックスが最後である。

2008年以降の単勝1番人気馬は〔0・1・2・8〕(3着内率27.3%)という成績で、3着以内に入ったのはわずか3頭だけ。波乱含みの一戦を読み解く 若い馬ほど3着内率が高い 過去10年の年齢別成績を調べると、8歳以上の馬は3着以内に入っておらず、7歳馬も優勝例がない。

また、3着内率は年齢が若いほど高くなっている。年齢の高い馬は評価を下げた方がよさそうだ。 なお、“JRAのGⅠ”において連対経験がなかった馬に限定して年齢別成績を調べると、6歳馬も3着内率が7.4%にとどまっている。まだビッグレースで優勝を争ったことがない馬を比較する際は、若い馬をより高く評価すべきだろう。

少頭数のレースを経由してきた馬は不振 過去10年の3着以内馬延べ30頭は、いずれも前走の出走頭数が「15頭以上」だった。

今年の東京新聞杯がたとえ少頭数になったとしても、前走の出走頭数が「14頭以下」だった馬は過信禁物と見ておくべきかもしれない。

大敗直後の馬は割り引きが必要 過去10年の3着以内馬延べ30頭中28頭は、「前走の着順が1着、もしくは2着以下かつ1着馬とのタイム差が0秒6以内」だった。一方、「前走の着順が2着以下、かつ1着馬とのタイム差が0秒7以上」だった馬は3着内率3.9%と苦戦している。前走で勝ち馬に大きく離されていた馬は、今回も苦戦する可能性が高いようだ。