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2020 札幌2歳ステークス(GⅢ) データ分析

2020 札幌2歳ステークス(GⅢ) 札幌競馬場 1800メートル(芝) データ分析 馬齢 2歳オープン

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夏の北海道開催を締めくくる2歳世代にとっては初となる中距離重賞。

札幌2歳ステークス」は、1966年に「北海道3歳ステークス」として創設され、1968年まで札幌競馬場の砂コース1200メートルで行われた。その後、1997年に2歳馬重賞競走において早期から距離適性に合った競走を選択できるよう距離体系の整備が図られ、芝1800メートルに変更された。また、レース名は1983年に「札幌3歳ステークス」に改称されたのち、2001年の馬齢表記の変更に伴い、現在の名称「札幌2歳ステークス」に改められた。

札幌・芝1800メートル
スタートしてから1コーナーまでの距離は約200メートルで、コーナー4つの芝1800メートルのコースの中では最も短い。コース全体がほぼ平坦で、各コーナーはカーブがきつくなく、直線が短いため、その前の4コーナーから加速することになるが、コーナーが緩いため勢いがつきやすい。最初の1コーナーをロスなく回り、4コーナーから加速して、短い直線でトップスピードに乗れるタイプの馬が好走しやすい。

前走で上がり最速を記録した馬が好走
スピードで押し切れる短距離戦とは違い、「札幌2歳ステークス」は折り合いや末脚が重要になる。その目安になるのが前走の上がり3ハロンタイム。なかでも、前走も札幌・芝1800メートルで、なおかつ上がり最速を記録していた馬は〔3・2・3・9〕(3着内率47.1%)と好成績だ。

前走と騎手が同じ馬の勝率が高い
前走の騎手が今回と同じ騎手だった馬が過去10年で9勝。それに対して乗り替わりだった馬はわずかに1勝。継続騎乗と乗り替わりでは勝率に大きな開きがある。キャリアの浅い馬がそろう重賞なので、クセをつかんでいる騎手が騎乗する方が有利なのだろう。馬券の軸はジョッキーが継続騎乗している馬から選びたい。

僅差勝ちの馬は不振!大勝していた馬は過剰人気気味?
過去10年で1番人気はわずか2勝にとどまっている。また、過去10年の「札幌2歳ステークス」の出走馬136頭の約4分の3にあたる104頭は前走で1着だった。その内容を精査すると、2着馬とタイム差なしの僅差勝ちだった馬に勝利はなく、3着内率も10.5%と低い。2着馬に0秒6以上の差をつけて大勝した馬は3着内率が高いものの、2019年6着ゴルコンダ、2016年8着タガノアシュラなど1番人気に応えられなかったケースもあり、過剰人気気味とも言えるかもしれない。、配当的にも妙味がありそうだ。
出走馬のキャリアが浅いため能力把握が難しく、年によって馬場状態やペースがまちまちなので、一筋縄ではいかないジューショーである。