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2020 ローズステークス(GⅡ)リアアメリアが内から堂々突き抜け快勝


2020 ローズステークス(GⅡ)リアアメリアが内から堂々突き抜け快勝

 

ローズS>◇20日=中京◇G2◇芝2000メートル◇3歳牝◇出走18頭◇1~3着に秋華賞優先出走権
3番人気リアアメリア(中内田)が川田将雅騎手(34)に導かれ復活の重賞2勝目を挙げた。一変したスタイルで2番手から押し切った。勝ちタイムは1分59秒9。
秋華賞(G1、芝2000メートル、10月18日=京都)に向けて、11カ月ぶりの勝利で勢いをつけた。2着ムジカ(鈴木孝)、3着オーマイダーリン(河内)までが優先出走権を得た。
  

 ◇   ◇   ◇
実績馬リアアメリアが圧倒的な強さを見せた。最内枠から道中は2番手。抜群の手応えで直線を向くと、独走態勢。危なげない勝ちっぷりに鞍上も「やっとこの馬の本来の走りを見せることができて良かったです」と勝利を喜んでいた。


8馬身差をつけた衝撃デビューの後、アルテミスSで重賞を制覇。能力の高さを示しながらも阪神JFは6着、桜花賞10着に敗れていた。

川田騎手は「ポテンシャルがあまりにも高すぎたので、僕がうまくそれを出せず、いい内容で走らせることができませんでした」と振り返った。


夏の休養を挟んで心身ともに成長した。オークス(4着)から14キロの馬体増。中内田師は「ひと夏を越して、いろんな経験もして体も精神的にも余裕というか、おとなになってくれました」と評価していた。

春の悔しさを晴らし、秋華賞で無敗2冠馬デアリングタクトと再戦する。



リアアメリアは栗東中内田充正厩舎の3歳牝馬で、父ディープインパクト、母リアアントニア(母の父Rockport Harbor)。通算成績は6戦3勝。

レース後のコメント

1着 リアアメリア(川田将雅騎手)
「やっと本来の姿を見せることができて良かったです。中間は良い状態で丁寧に調教を重ねていました。馬体は増えていても成長分ですし、素晴らしい状態でちゃんと走れるのかというところでした。中間はこういう競馬をしようと考えながら調教してきて、その通りの走りができました。元々こういう競馬をやっていきたいというところです。自分のリズムで特性を生かすつもりで競馬を組み立てたのですが、本当の姿を見せられてホッとしています。元々はポテンシャルが高すぎて、自分がそれを上手く使うことができませんでした。良い状態で競馬をできた事は何よりでした。ポテンシャルは高いものがありますし、2冠牝馬のデアリングタクトに挑戦できるだけの器があると思っています。精一杯頑張ります」