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2020 産経賞オールカマー(GⅡ) 中山競馬場 2200メートル(芝・外)データ分析


2020 産経賞オールカマー(GⅡ)中山競馬場 2200メートル(芝・外)データ分析

 

秋のGⅠを見据えた実力馬が集う一戦
近年の優勝馬では2018年のレイデオロが続く天皇賞(秋)を制し、2015年のショウナンパンドラは2走後にジャパンカップを優勝。
また、2015年の当レースで5着だったマリアライトは次走でエリザベス女王杯勝利を収めており、秋のGⅠ戦線に向けて目が離せない一戦だ。
産経賞オールカマーは、出走馬に広く門戸を開けたレースとして1955年に創設された重賞競走で、第1回は3歳以上・ハンデキャップの条件で中山競馬場・芝2000メートルを舞台に争われた。

1981年に別定重量に変更された後、1984年のグレード制導入に伴いGⅢに格付けされ、距離も芝2200メートル(外回り)に延長された。
さらに、1986年から1994年まで負担重量を馬齢に変更のうえ、地方競馬招待競走として行われた。

ジャパンカップ出走を目指す地方馬同士の争いが注目を集め、1986年にジュサブロー、1991年にジョージモナークが勝利を収めている。その後、1995年にGⅡに格上げされ、負担重量も再び別定に戻された。
2014年から本競走の優勝馬天皇賞(秋)の優先出走権が与えられることとなった。

中山・芝2200メートル(外回り)
ホームストレッチの直線入り口からスタートして、1コーナーまでは約430メートル。スタート直後に急勾配の上りがあり、さらに1コーナーでも上っていく。
その後は、外回りの2コーナー過ぎから3コーナーまで終始下りとなる。最後の直線は310メートルで、直線の半ばでは再び急勾配の上りが待ち受ける。
前半はゆったりと流れて、後半の向正面あたりから長く脚を使い続けることが要求される。このコースで行われた2002年のジャパンカップは外国馬がワンツー。
日本で要求される主流の能力かつスピードの持続性を併せ持つ馬が好走しやすいコースなのかもしれない

4歳馬と5歳馬が好成績
対象とした過去9回の年齢別成績を調べると、4歳馬が3着内率47.6%と優秀な成績を収めている。
特に3番人気以内に支持されたケースでは、〔3・2・2・3〕と3着内率が70.0%に達しており、上位人気の4歳馬は要注目の存在といえるだろう。
なお、2011年は6歳のアーネストリーが勝ち、2010年には7歳のシンゲンが優勝しているが、2012年以降は6歳馬と7歳馬が合わせて〔0・2・1・30〕(3着内率9.1%)と勝つまでには至っていない。近年は若い世代に分があるとみて、1着候補は4歳馬と5歳馬から選ぶ手もありそうだ。

芝2200メートルの重賞好走歴をチェック
現在JRAで行われている芝2200メートルの重賞は、GⅠの宝塚記念エリザベス女王杯、GⅡのアメリカJCC、京都記念京都新聞杯セントライト記念、そして当レースの7つに限られる。
すると3着以内馬27頭中20頭は経験ありの馬で、直近5回のうち4回は該当馬が1着から3着を独占していた。
また、直近の5回では、経験ありの4歳馬が〔2・2・2・1〕という成績で3着内率は驚異の85.7%を記録している。同様に、5歳馬も〔2・1・1・5〕(3着内率44.4%)と上々の成績を残している。近年の傾向を重視するならば、芝2200メートルのJRA重賞で上位に入ったことのある4歳馬と5歳馬を中心に考えたい。

重賞勝利馬&GⅠ好走馬に注目
対象とした過去9回の出走馬について、JRA重賞における勝利経験の有無を調べてみると、優勝馬9頭のうち2013年のヴェルデグリーンを除く8頭にはJRA重賞の勝利経験があった。
JRA重賞の勝利経験がなかった馬は3着内率が10.9%と低調で、評価は控えめにした方がよさそうだ。

GⅠからの臨戦となる馬が大活躍
対象とした過去9回の優勝馬のうち、2013年のヴェルデグリーンを除く8頭は前走でJRA・GⅠ、もしくは海外のG1に出走していた。
前走がJRA・GⅠもしくは海外G1だった馬は〔8・6・2・11〕(勝率29.6%)と3割近い勝率をマークしている。
2016年のゴールドアクターや、2017年のルージュバックのように10着以下から巻き返して優勝した例もあり、JRA・GⅠや海外のG1からの臨戦となる馬は、そこでの着順にかかわらず注目しておきたい。