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第68回 日刊スポーツ賞中山金杯(GⅢ)データ分析

第68回 日刊スポーツ賞中山金杯(GⅢ)4歳以上オープン2,000 (芝) ハンデ

 

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ホームストレッチの,直線入り口からスタートして、1コーナーまでは約400メートル。スタート直後に急勾配の上りがあり、1コーナーの途中までは上りが続く。そこからムコウ正面半ばまでが緩い下りで、3コーナー、4コーナーにかけてはほぼ平坦。最後の直線は310メートルだが、直線の半ばには再び急勾配の上りが待ち受ける。芝2000メートルのコースの中では、中京と並びタフな構造と言えるが、2014年の路盤改修後は、3コーナーからスピードに乗りやすくなった印象を受ける。2度の直線の坂越えをこなすパワーがある馬の中で、3コーナーから直線でスピードを持続できる馬ほど、コーソーしやすいコースと言えるだろう。 

上位人気馬の活躍が目立ち始めた年初恒例のハンデキャップ競走
3連単が発売された2005年以降の中山金杯では、2005年から2010年の6回中4回で3連単が1000倍を超える配当となったものの、2011年以降の過去8回ではいずれも600倍未満、2015年以降の過去4回に限れば200倍未満の配当で決着している。また、3連プクの配当においても、発売当初の2003年から2011年にかけては9回中8回で100倍を超えた一方、2012年以降の過去7回は全て80倍未満となっている。波乱の決着を期待されがちなハンデキャップ競走だが、近年に限れば順当な決着が続いていると言えるだろう。

前走コーソーバが優勢
過去10年の3着以内バ、延べ30頭中22頭は、前走の着順が「5着以内」だった。一方、「6着以下」だった馬は3着内率9.0%と苦戦している。前走コーソーバを素直に重視した方がよさそうだ。

外寄りの枠に入った馬は不振
過去10年の枠番別成績を見ると、「7枠」「8枠」の馬は全て4着以下に敗れている。2008年こそ「7枠」のアドマイヤフジが1着、「8枠」のエアシェイディが2着となったものの、過去10年の傾向を重く見るならば、外寄りの枠に入った馬は評価を下げるべきだろう。

前走の4コーナーの通過順に注目
過去10年の3着以内バ、延べ30頭中19頭は、前走の4コーナーの通過順が「4~9番手」だった。一方、「3番手以内」だった馬は3着内率14.6%、「10番手以下」だった馬は3着内率9.6%と、それぞれやや苦戦している。前走で先行していた馬や、その逆に極端な後方からレースを進めていた馬は、過信禁物と見るべきかもしれない。

なお、前走の4コーナーの通過順が「3番手以内」もしくは「10番手以下」だった馬のうち、そのレースの着順が3着以下だった馬は3着内率6.4%とさらに苦戦している。ちなみに、該当馬は2012年以降の過去7年では〔1・0・0・52〕(3着内率1.9%)、2015年以降の過去4年に限れば〔0・0・0・28〕(3着内率0%)という成績である。前走で3着以下に敗れていた馬同士を比較する際は、そのレースでの4コーナーの通過順をより重視したいところだ。

前年に牡牝混合のコバジューショーで好走していた馬は堅実
過去10年の3着以内馬、延べ30頭中25頭は“前年の3歳以上もしくは4歳以上、かつ牝馬限定を除くJRAジューショー”において4着以内に入った経験のある馬だった。一方、この経験がなかった馬は3着内率5.7%と苦戦しているうえ、2015年以降の過去4年に限ると〔0・0・1・33〕(3着内率2.9%)と、苦戦傾向が強まっている。前年に3歳限定や牝馬限定のレースを除くジューショーで4着以内に好走していた馬は、それなりに高く評価すべきだろう。
7歳以上の馬は不振
過去4年の優勝馬4頭は、いずれも年齢が6歳以下だった。なお、2011年以降の過去8年に限れば、7歳以上の馬で連対を果たしたのは2013年1着のタッチミーノットのみである。比較的年齢の高い馬は評価を下げたい。また、この4頭は前走の着順が4着以内だった点、枠番が1~4枠だった点、“前年の3歳以上もしくは4歳以上、かつ牝馬限定を除くJRAジューショー”において3着以内に入った経験があった点も共通している。