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第53回 日刊スポシンザン記念 G3データ分析

第53回 日刊スポーツ賞シンザン記念GⅢ
サラ系3歳 オープン(国際)別定1,600メートル(芝)

本競走は、名馬、シンザンを記念して、1967年に3歳限定・ベッテイ重量によるジューショー競走として創設された。
京都・芝1600メートル(外回り)
2コーナーの引き込み線にあるスタート地点から、3コーナーまでの距離が長いコース。
ムコウ正面の半ばから3コーナーにかけては上り坂で、3コーナーから4コーナー半ばにかけて一気に下り、直線約400メートル(Aコース施行時403.7メートル)が平坦となる。直線ではバ群がばらけて、内が空くケースも多い。京都の芝コースは移動柵がAからDまで取れるため、終始インコースの良い状態が続く。基本的には時計勝負になりやすく、スピードの持続性に加えて、インを器用に立ち回れる能力が要求されるコースだ。
2012年の優勝馬ジェンティルドンナと、2018年の優勝馬アーモンドアイが、後に牝馬三冠を達成するなど、シンザン記念の歴代優勝馬にはその後もトップレベルの活躍を続ける馬が多い。今回もクラシック競走や、その先のビッグレースを狙う馬たちが、手に汗握る戦いを繰り広げてくれるに違いない。
直近で連対したレースの距離をチェック
過去10年の出走馬について、直近で連対したレースの距離別に成績をまとめると、「芝1600メートル」組が3着内率で32.6%をマークするなど、コーソー率でトップとなっている。3着内率では、「芝1400から1500メートル」組が24.3%、「芝1800メートル」組が23.5%で続いており、3着以内馬30頭中28頭はこの3組から出ている。直近で連対したレースの距離は注目しておきたい。
前走のクラスもチェック
過去10年の出走馬の前走別成績を調べると、シンバ・未勝利からオープンクラスのレースまで、満遍なくコーソーバが出ている。500万シタ組の中では特別組が平場組の好走率を上回っており、その中でも千両賞組の成績〔2-2-0-8〕が目立っている。また、「500万シタ平場」組と「シンバ」組が3着内率で「朝日杯フューチュリティステークス」組を上回っている。前走が条件クラスのレースだったからといって、軽視は禁物だろう。
7月、8月、9月デビュー組の勝率が高い
過去10年の成績を出走馬のデビュー月別にまとめると、7月、8月、9月の3組が勝率で10%以上の数値を記録している。中でも8月組は連対率・3着内率で他を大きく離してトップとなっている。その一方で、7月組と9月組は2着と3着が0回となっている。フォーメーションを組む際には、参考になりそうなデータであろう。
初勝利時の単勝人気と2着馬とのタイム差に注目
過去10年の優勝馬について、初勝利を挙げたレースでの単勝人気を調べると、7頭が「1番人気」で、3頭が「2番人気」だった。また、その初勝利を挙げたレースでの2着馬とのタイム差を調べると、2011年のレッドデイヴィス、2015年のグァンチャーレ以外の8頭は、2着馬に「0秒2以上」の差をつけて勝利を収めていた。